日本ラブスプーン協会

Japan Lovespoon Association



JLA主催 ”イベントの報告”

 JLAが主催したイベントの内容を紹介していきます。今後のご参考にして下さい。

その1;「夏休み特別入門コース 避暑を兼ねて in Hinohara」


都会の暑さを逃れ、秋川上流の涼しい木陰で木彫りを楽しみました。

   日時;2007年8月22日(水)、23日(木)

新聞社の取材と参加者の感想などを紹介します。





「第1回 夏休み特別入門コース」

1;新聞社の取材記事


2;参加者の感想文と作品紹介

 自分で作った物は、巧拙にかかわらず可愛いものです。又、それを眺める度に、作業風景や心情が思い起こされ心の充実につながることでしょう。

 しかし、そのような経験は今の時代なかなか得られるものではありません。私は今回8月22日、23日の2日間、JLAのラブスプーン教室に参加しました。彫刻刀などという、物を削る道具を何十年ぶりに手にし、ラブスプーンらしきものを1本の木から掘り起こすことが出来た...私は今、非常に満足しています。  講師の適切なアドバイス、そして何より教室の環境がすばらしかった...。秋川のせせらぎの音、ふりそそぐ木漏れ日、ひんやりとした空気、靴の下のやわらかな土の感触、目にやさしく涼やかな緑濃き木々...に囲まれた画窯園倶楽部内の教室でした。

 シャカシャカシャカと木を削っていくと、突然その音が変ることがあり、講師から「そこは逆目ですよ」と教わりました。ただ闇雲に手を動かすだけではダメで、木の性質にまで心を配る必要があるのでした。私自身が、削っている木をスプーンにしていくわけではなく、木自身にそったスプーンが誕生するというわけです。  こういう小さな発見が、次から次へと出てきました。"楽しい時は。早く過ぎる"というのは、本当でした。2日間、延べにして10時間近くカリカリカリ、シャカシャカシャカと彫り、どうやらスプーンの形になりました。私は生徒としてただ楽しんだだけですが、すべての準備を整え、飽きさせぬよう目配り、手配して下さった講師には御礼申し上げます。遠い昔、男子生徒のみ使用の許可された?電動の糸鋸を、今回初めて使い、歯を2本折ってしましました。イヤな顔ひとつなさらず、使わねば上達しないと、、、ゴーサインをだしてくださって、気持ちが軽くなりました。

 私の彫ったスプーン(写真)は、焼けてしまわない限り、木の命の通りに今後生き続けることでしょう。古い物を大事にして使い続けるという英国人の精神は、このスプーンひとつをとってもよく受け継がれ、英国魂があるのだと思います。ましてそのスプーンに、"ラブ"がそそぎこまれていたとしたら...。  2007年の冬、クリスマスの頃、1年を振り返る日、ラブスプーンを生まれて初めて彫った年として、その良き思い出に私はひたることでしょう。

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